【トーク】• 復興庁「心の復興」事業 3.11みんなのたまりばプロジェクト 「スマトラ沖地震と東日本大震災〜インドネシア・アチェの若者たちをむかえて〜」

復興庁「心の復興」事業
3.11みんなのたまりばプロジェクト
「スマトラ沖地震と東日本大震災〜インドネシア・アチェの若者たちをむかえて〜」
http://mmixlab.org
—————————–
日時:2016年8月19日(金)14:30〜17:00
会場:せんだい3.11メモリアル交流館 仙台市営地下鉄荒井駅舎内(宮城県仙台市若林区荒井字沓形85-4)
入場無料(入退場自由)
—————————–
第一部 報告「心の復興〜アチェからの報告」14:30〜15:30
第二部 ディスカッション「アチェ⇄東北」15:45〜17:00
—————————–
【主催・お問合せ】一般社団法人MMIX Lab/℡080-4357-7035 Email info@kadowakiart.com(門脇)
【協力】特定非営利活動法人地球対話ラボ、Kogetsu School Association、TPMT、一般社団法人まちとアート研究所
—————————–
地域や文化をこえて共有できること、見えてくること 復興庁「心の復興」事業は、生きがいづくりやコミュニティ形成など、被災地における心の復興を支援していく事業です。一般社団法人MMIX Labはその実施団体として、仙台市の復興住宅での「あすと長町こども食堂」や「おしるこカフェ」の開催など、アートを通したコミュニティの再生と心の復興を目指し、「3.11みんなのたまりばプロジェクト」を実施していきます。 プロジェクトの開始にあたって行われる本シンポジウムは、2004年のスマトラ沖地震による大津波で壊滅的な被害を受けたインドネシア・アチェから、震災当時10代だった若者3人を招き、彼らが取り組んできた「心の復興」についてお聞きするとともに、そこで見えてきた課題や展望を共有していきます。無数の島からなるインドネシアの中で、アチェ州はスマトラ島の北西端に位置し、ほとんどがイスラム教徒の地域。独立を目指して激しい内戦が行われ、外国人の立ち入りが 許されない時期もありましたが、津波の来襲により事態は一変。世界中からの支援により復興が進むとともに急激な経済成長を迎えています。 東北とアチェ——地域や文化の違いによって浮かび上がるものとそれらを超えて共有できることをさぐりながら、今後どう心の復興を成しとげていくかをいっしょに考えていきませんか。
—————————–
【出演者】
≪Isnan Syafrizal≫
震災時12歳。津波に流され、あやうく一命を取り留める。津波後、日本の支援団体「良心、市民の会」とアチェの支援団体「Lost Children Operation(LCO)」により運営されている無料の語学教室「Kogetsu School」などを支える「Kogetsu School Association(KSA)」のメンバーとして活動に当たってきた。お笑いやモノマネが好き。
≪Raudhah DieRa≫
震災時12歳。バンダ・アチェ郊外にあるランビラ村在住。震災の日はバンダ・アチェにあるグランド・モスクの日曜学習会に出る予定だったが、偶然出席しなかったために津波の難を逃れる。ランビラ村の地元学習支援団体「TPMT」メンバー。「コーラン」の暗唱大会で数々の賞を受賞。
≪Safrian≫
震災当時14歳。父が地震の後に津波が来ることを知っていたために屋上に避難して難を逃れる。「Kogetsu School Association(KSA)」メンバー。東日本大震災での日本の報道は建物の被害が中心で被災者の声を拾えていたのだろうかと考えている。現在は公務員の仕事のための準備中。格闘技が好き。
≪特定非営利活動法人地球対話ラボ≫
インターネットテレビ電話などを使って日本と世界各地をつなぎ、子ども同士が顔を見ながら対話する国際交流や、iPod touchを使って子どもたちが映像制作・発信を行う活動などに取り組んでいる。東松島市旧宮戸小学校と協働し、2013年からアチェとの交流事業を行っている。http://www.taiwa.or.jp/
≪一般社団法人MMIX Lab≫
既成の芸術の枠組みにとらわれず、各種メディアを融合させ、アートと地域文化を結び創造的芸術活動を実施。震災以降は、津波でねじ曲がった公共物等を残し震災を後世に伝える「3.11 メモリアルプロジェクト」や、津波が来た地点に桜を植樹していく「桜プロジェクト」を展開している。代表:村上タカシ。「伝える学校」協働団体。http://mmix.org/
≪門脇篤≫
震災時42歳。仙台市出身、在住。出張中の滋賀県で震災を知り、仙台へ。仙台の仮設住宅でただおしるこを食べるだけの会「おしるこカフェ」を開催したり、石巻のこどもたちと新聞やラジオ番組をつくっているほか、いろいろな人と震災や戦争、伝えたい思いなどをラップにしている。スマトラ沖地震12周年にあたる2016年12月、バンダ・アチェで地元の若者たちとアート・プロジェクトを実施予定。