開催予定

企画展「わたしは思い出す 10年間の子育てからさぐる震災のかたち」

仙台在住のかおりさん(仮名)は、初めての出産を経験した10年前から育児日記をつけ始めました。本展は、その再読をとおして彼女が思い出した“はれたりくもったり”な日々をたどり直すものです。

 

今もこの街のどこかで暮らすひとりの人間の誰にも語られるはずのなかった言葉に触れるとき、彼女と異なるひとりの時間が彼女と同じように流れていたことを、あなたは思い出します。

 

 

*企画展に先駆けて、震災の前後に生まれた子どもの育児者を対象に、この10年を振り返るワークショップを実施しました。その参加者の一人がかおりさんでした。

 

*かおりさんは出産後の日々を綴っていました。それを知った私たちは彼女の記録と記憶を巡る展示を着想し、かおりさんはその提案を受け入れてくれました。

 

*ここで紹介する文章は育児日記の再読から引き出されたかおりさんの語りを、企画者が書き起こし、編集したものです。振り返り作業は会期をつうじて実施され、展示される文章も段階的に増えていきます。

 

 

企画 ‖ AHA![Archive for Human Activities / 人類の営みのためのアーカイブ]

広報・会場グラフィックデザイン ‖ 尾中俊介(Calamari Inc.)

会場構成 ‖ 佐々瞬

 


 

【関連企画】

トークイベント|企画者に聞く

3月13日[土] 14:00-15:30

定員20名|要申し込み|参加費無料

なぜ、育児日記なのか。他人に届けるはずのなかった言葉をたよりに、あなたのものではない声に触れること、わたしの声を留め置いておくことの意味を、本展の企画者を迎えて考えます。

 

ワークショップ|子どもに聞く

3月14日[日] 14:00-15:30(インタビューのためのガイダンス)

6月13日[日]14:00-15:30(振り返り)

定員5名|両日参加が必要|要申し込み|参加費無料

子どもの言動はときに育児者を成長させます。あなたが忘れてしまう前に、混沌と驚きに満ちた小さな声を記録に残しておきませんか。子どもの今を聞き、言葉として残す、あなただけの記憶の継承の試みです。

*3-10歳頃の子どもの育児に関わっている方を対象とします。

*インタビューの内容を無断で公開することはありません。

 

 

【トークイベント/ワークショップのお申込みについて】

・募集期間‖2021年2月6日[土]-3月12日[金](10:00-17:00/定員になり次第、受付終了)

・応募方法‖下記、メールまたは電話にてお申し込みください。

Mail / office@sendai311-memorial.jp

TEL / 022-390-9022

・十分な感染症対策を講じた上で実施します。マスク着用、アルコール消毒、検温にご協力ください。

 

【トーカー/ワークショップ進行|松本篤(本展企画者)】

AHA![Archive for Human Activities / 人類の営みのためのアーカイブ]の世話人。AHA!とは、8ミリフィルム、家族アルバム、戦時中の慰問文など、さまざまな「市井の人びとの記録」に着目したメディアづくりの活動。NPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)を母体に2005年に大阪で始動。

 

本展は、東日本大震災の記録を伝える手法を「思索」し、さまざまな角度からその継承を「試作」する、ひとつの「施策」として位置付けられた《継承のしさく》シリーズの一環として実施されます。多様な表現活動における、ある種の「詩作」を媒介とした継承のあり方を探究します。

開催中

企画展「うみべの小学校」

仙台市の沿岸部にあった3つの小学校「中野小学校」「荒浜小学校」「東六郷小学校」は、いずれも明治6年にそれぞれの地区のお寺で始まった歴史のある学校です。しかし、東日本大震災による津波で学校と地域が大きな被害を受け、統合や閉校を余儀なくされました。

 

荒浜小学校の校舎は、津波の爪痕をそのままに残した震災遺構として公開され、中野小学校と東六郷小学校の跡地は、慰霊碑のある公園やコミュニティ広場という新たな場所へ生まれ変わりつつあります。震災によって、以前の暮らしや地域のコミュニティなど、失われたものはさまざまです。9年という時間の中で、この3校がいままでの暮らしから消えてしまったことを思うと、失われたものの大きさを感じずにはいられません。

 

人はだれしも子どもの頃があり、通った小学校があり、そこでいろいろなことを学び、育み、出会いと別れを紡いでいきます。町もまた学校を通じて交流を深め、学校もその町を表すようになります。学校を鏡とすることで、私たちの目には、そこに映る町の歴史が、景色が、人々が浮かんでくるのではないでしょうか。

 

この展示では、中野小学校、荒浜小学校、東六郷小学校の思い出を集めて紹介しています。海からほど近い小学校が長年にわたって見ていた、かつての記憶と出会う場になれば幸いです。

 

 

■協力/中野ふるさとYAMA学校、東北大学総合学術博物館、東六郷コミュニティ・センター、仙台市高砂市民センター、仙台市六郷市民センター、仙台市教育委員会、震災遺構仙台市立荒浜小学校

 

■企画協力・ライティング・詩/武田こうじ、グラフィックデザイン/渡邉デザイン、音響/KIWI SOUND WORKS、製作/FACTORY・K

 

 

 

■展示関連イベント

 

企画展「うみべの小学校」&震災遺構仙台市立荒浜小学校 解説ツアー

日時:1回目…11月14日(土)10時20分~13時00分、2回目…12月5日(土)10時20分~13時00分

集合場所:せんだい3.11メモリアル交流館

内容:メモリアル交流館と荒浜小学校をそれぞれのスタッフの解説つきで巡ります。移動は市営バスを利用し、交流館スタッフが同行します。市営バス運賃は各自ご負担ください。(片道240円)

参加費:参加は無料(バス運賃の実費のみ)

申込み:11月6日(金)10時より、TEL(022-390-9022)またはEメール(office@sendai311-memorial.jp)にてお申込みください【各回・先着10名まで】

※Eメールの場合は、お名前、居住地(例・「仙台市若林区」など)、ご年代(例・「40代」など)、ご連絡先電話番号をご記入の上、お送りください。

 

 

「お茶っこ学級新聞部」

日時:1回目…10月24日(土)14時00分~16時00分、2回目…1月16日(土)14時00分~16時00分

会場:せんだい3.11メモリアル交流館

ゲスト:武田こうじ(詩人)

内容:お茶と駄菓子を楽しみながら小学生の頃の思い出を話しに、交流館に遊びに来ませんか?お話いただいた内容は抜粋し、「学級新聞」として展示室で紹介します。

参加費:無料

申込み不要、直接会場にお越しください。