企画展「貞山堀より愛をこめて ~震災から8年後のふるさと~」
その堀は、かつて船が行き交う水の道でした。
時代ごとに変化しながらも、多くの営みがそこに生まれ、人々が集まり、笑いあった、愛すべき水辺でした。
東日本大震災の津波によって、貞山堀を取り囲む景観は大きく変わります。災害危険区域として、再び住処とすることは叶わない場所もあり、両岸に建ち並んでいた家々も今はありません。それでも、宮城の誇る貞山堀は、震災を越えて残り、今も同じ場所に水をたたえています。
この夏、なつかしくも新しい、貞山堀で会いましょう。
せんだい3.11メモリアル交流館
■展示内容
貞山堀の巨大壁面マップ、なつかしの風景が見られる写真や映像、震災後も沿岸部で活動する人々のインタビュー映像などを展示します。
■ビジュアルデザイン/川村智美、インタビュー・映像ディレクション/谷津智里、映像/さとうたいち、製作/FACTORY・K
■展示関連イベント
「貞山堀の成り立ちを知ろう」
日時:8月18日(日)10時30分~12時
会場:せんだい3.11メモリアル交流館
講師:菅野正道(郷土史家/元・仙台市史編さん室長)
内容:江戸時代から明治時代まで、長い時間をかけて今の形になった貞山堀。その背景には、どのような時代状況や人々の動きがあったのでしょう。開削の歴史をお話いただきます。入場無料。
申込み:8月6日(火)10時より、TEL(022-390-9022)かメール(office@sendai311-memorial.jp)にて受付【先着50名程度】
※お名前、居住地(仙台市若林区等)、ご年代、ご連絡先電話番号をお知らせください
「貞山堀でハゼを釣ろう」
日時:9月21日(土)10時30分~15時40分
集合場所:せんだい3.11メモリアル交流館
案内人:加藤新一(元・井土地区住民)
内容:貞山堀を庭のようにして遊びまわった、かつての子どもたちのように、自分たちで竹竿を作り、ハゼ釣りを楽しみましょう。※海岸公園センターハウスに異動します(仙台市営バス15分、徒歩15分)。
参加費:300円(保険料、材料費含)/別途、市営バスの運賃がかかります(片道 大人240円、小児120円)
持ち物:昼食
対象:小学生(保護者同伴)
申込み:9月6日(金)より、TEL(022-390-9022)かメール(office@sendai311-memorial.jp)にて受付【先着10組程度】
※お名前、居住地(仙台市若林区等)、ご年代、ご連絡先電話番号をお知らせください
「貞山堀で撮り歩きしよう」
日時:10月5日(土)10時30分~15時
案内人:伊藤トオル(写真家)
内容:魅力的な写真の撮り方を教わり、貸切バスに乗って沿岸部の井土地区に向かいます。貞山堀周辺を歩きながら、沿岸部の風景にカメラを向けてみましょう。
参加費:1,000円(保険料、貸切バス代含)
持ち物:カメラ(デジタルでもフィルムでも可、携帯電話・スマートフォン付属のもの以外)、昼食
申込み:9月6日(金)より、TEL(022-390-9022)かメール(office@sendai311-memorial.jp)にて受付【先着20名程度】
※お名前、居住地(仙台市若林区等)、ご年代、ご連絡先電話番号をお知らせください
展示室トーク「灯りをともす~荒浜灯籠流し~」
日時:8月10日(土)10時30分~11時30分
ゲスト:髙山智行(荒浜灯籠流し実行委員会)
内容:荒浜地区で毎年お盆におこなっていた夜の灯籠流しは、地元の人たちにとって夏の風物詩でした。2018年には、8年ぶりに夜の灯籠流しが復活しました。その復活の経緯や想いをお話いただきます。入場無料。
※灯籠づくりのワークショップ(有料)も同時開催。
申込不要、直接会場へ
展示室トーク「運河再発見の旅へようこそ」
日時:9月14日(土)10時30分~11時30分
ガイド:貞山運河倶楽部
内容:貞山運河研究所を経て、2019年6月より活動を開始した貞山運河倶楽部。昨年2月に発行した「貞山運河ガイドブック」の編集秘話をはじめ、水の道の魅力と楽しみ方をお話いただきます。入場無料。
申込不要、直接会場へ
「お餅を食べて、思い出を語る」
日時:10月14日(月祝)10時30分~12時
ホスト:加藤新一、東六郷・東部かあちゃん’ず
内容:お餅を食べながら、貞山堀の思い出を聞き、いっしょに語らいましょう。貞山堀を知らない方も、どなたでも立ち寄り歓迎です。<入場無料>
申込不要、直接会場へ