メモ館談話室#02「郷土芸能―踊る身体・祝う身体―」

今年の夏、仙台市東部沿岸地域では、東日本大震災以降に途絶えていた地元のお祭りが各地で復活しました。開催前は「久しぶりの開催だし、離れて暮らす人たちもいる。お祭りをやっても、集まるかどうか」という不安の声も聞かれましたが、当日はどこも大変なにぎわいだったようです。

 

唄って踊る「ハレ」の場には、人も集まってきます。

小さなお祭りから、お神楽、獅子舞といった郷土芸能まで、地域住民が自ら作り出すハレの場は、「祈り」や「願い」を込める場として大事にされてきました。見る側も、見られる側も、一体となって、唄って踊る場に身を委ねます。大震災を経験した街にとっては、「再び街に人が集う」きっかけにもなりました。

 

今回のメモ館談話室では、よそ者として東日本大震災で被災した地域のハレとケを見つめてきた表現者をゲストとしてお招きしながら、地域にとってのハレの場、そして、自らの身体を動かすこと(舞うこと/踊ること/唄うこと)の意味を考えたいと思います。

 

*当日の様子はこちらのレポートをご覧ください。

 

 

日 時:2018年9月29日(土)10:30~12:00

会 場:せんだい3.11メモリアル交流館 1階交流スペース

ゲスト:

柳沼昭徳さん(「烏丸ストロークロック」代表。劇作家・演出家)

我妻和樹さん(映画監督/『波伝谷に生きる人びと』『願いと揺らぎ』

 

*入場無料、事前申込不要、直接会場へ