連続講座:「土地でつくられる建築」を考える/第1回 振り返る
2017年7月、私たちは「土地でつくられる建築」という視点で仙台市若林区荒浜地区を歩きました。そこには、東日本大震災から7年目を迎えた今、使い手に取って素直な造作が施された建物がありました。そして、「住まう」とは異なる形で愛着のある土地に根差して暮らしを整えようとする住民の方々の姿を目の当たりにし、「被災地」と呼ばれた地域の多様性を垣間見た気がしました。
自然、制度、素材等、さまざまな意味における「環境」と向き合いながら、しっかりとそこに佇む建物たち——この連続講座では、こうした「土地でつくられる建築」の構成要素について語らい、考えていきます。この視点を持って仙台東部沿岸地域を見た時、景色はこれまでとは違う趣きを持って目の前に立ち現れることでしょう。皆様のご参加をお待ちしています。
【第1回】「土地でつくられる建築」を振り返る
7月に行った荒浜地区でのまち歩きを振り返りながら、実際に訪れた場所・建物が内包している要素を読み解き、改めて「土地でつくられる建築」の定義を考えていきます。
講師:小山田陽(建築家/H.simple Design Studio代表)、岩澤拓海(建築家)
◎2017年7月17日開催「『土地でつくられる建築』めぐるまち歩きツアー―被災地から生まれた建築に学ぶ―」については、下記のフェイスブックページでご紹介しています。
https://www.facebook.com/pg/sendai311memorial/photos/?tab=album&album_id=1365349853562227