【終了・協力事業】春に舞う 七郷神社丹波神楽写真展
会期 2022年4月29日(金)~5月29日(日)
時間 10:00~17:00
会場 せんだい3.11メモリアル交流館 1階/3階展望ギャラリー
観覧無料
チラシはこちらからご覧いただけます【七郷神社丹波神楽写真展】
※5月5日(木・祝)の11:00~11:30には、交流館屋上で「方平舞(ほうへいまい)」の実演をします。こちらもぜひお越しください。
仙台市若林区荒井にある七郷神社では、春と秋の例祭に神社の神楽殿で95年にわたり、「七郷神社丹波神楽」が奉納されてきました。
近年の新型コロナの感染拡大防止から、今春の例祭での神楽奉納は中止となりましたが、今回、せんだい3.11メモリアル交流館で『春に舞う 七郷神社丹波神楽写真展』を写真愛好家・菊地勝良さんのご協力のもと、開催します。
ここで紹介する写真やこれまでの映像が、皆さんの心を少しでも晴れやかにし、この地域に根付き未来につなげたい仙台市登録無形民俗文化財「七郷神社丹波神楽」を知っていただく機会となれば幸いです。
七郷神社丹波神楽保存会
主催 七郷神社丹波神楽保存会
写真提供 菊地勝良
企画協力 せんだい3.11メモリアル交流館
【七郷神社丹波神楽について】
七郷神社はもと熊野神社で、荒井字新屋敷(現:荒井7丁目)にありましたが、明治42年に他の神社を合祀して七郷神社と改称しました。
この地域は、古くから木ノ下白山神社(薬師堂近く)の「お浜おり」という神事の際に、深沼(荒浜)へ向かう行列の道筋にあたり、白山神社とはゆかりの深い土地柄でもありました。
昭和2年、七郷神社に神楽殿を建立した際、当時の氏子たちが「木ノ下白山神楽」を習得し、奉納したのが七郷神社丹波神楽の始まりです。
【七郷神社丹波神楽保存会】
現在会員8名、主に春と秋の七郷神社例祭に向けて(またはイベントなどで依頼があった際など)、七郷神社の社務所に集まり、演目を決めて稽古をしています。かつては地域の男性のみという制限もありましたが、現在は女性もメンバーに加わり年代・地域を問わず、広く参加を募っています。
【演目】
七郷神社丹波神楽の演目は全部で13番あり、すべてセリフのない黙劇です。
「諏訪の舞」(別名:力だめしの舞)や「種蒔(たねまき)舞」「釣舞」は、短い筋立てとユーモラスな所作があることから親しみやすく、笑いを誘います。楽曲は、幕の出と引き込みに軽快な「天(あま)だれ」を、舞始めに荘重な「乱声(らんじょう)」を、舞人が鈴などをもって舞うときには「舞」と呼ぶ曲をながします。舞手と笛・太鼓の掛け合いが見ものです。