せんだい3.11メモリアル交流館 開館記念展 「分かち持つ記憶─Taking Part in Memories」
[開館記念展記録|360度VR動画]
※動画制作:合同会社イーストタイムズ TOHOKU360編集部 (紹介記事はこちら http://tohoku360.com/news/sendaimemorial/)
※スマホの場合、YouTubeはブラウザ上でなく「YouTubeアプリ」で再生して下さい。
あの日を境に、日本中の多くの人たちが、大きな動揺と不安のなか、これまでの当たり前の生活を奪われ、非日常の時間を経験しました。その記憶は私たち一人ひとりの中にあり、本来共有することなど不可能なものです。しかし、その共有不可能な記憶をいかに伝えていくか、それこそが東日本大震災の風化に抗い、次の世代に伝える唯一の方法ではないでしょうか。
本展では、これまで様々な角度から震災の記録と記憶に関わり続けてきたプロジェクトにフォーカスし構成しています。
震災前、震災直後、現在、そして来たるべき未来へと続く地続きの時のなかで、東日本大震災とはなんだったのか、当事者とは誰なのか、私たち一人ひとりが考え、その記憶を分有するための機会となることを願っています。
[展示参加プロジェクト/アーティスト]
- 3.11オモイデツアー(NPO法人20世紀アーカイブ仙台)
- 3.11メモリアルプロジェクト(MMIX Lab)
- 3がつ11にちをわすれないためにセンター(せんだいメディアテーク)
- 「失われた街」模型復元プロジェクト(槻橋修+神戸大学槻橋研究室)
- 中川和寿(ペインター)
- 藤井 光(美術家・映画監督)
- 街からの伝言板
- RE:プロジェクト(仙台市/公益財団法人仙台市市民文化事業団)
協力:中野ふるさと学校/七郷語り継ぎボランティア「未来へ─郷浜(さとはま)」/特定非営利活動法人おもいでかえる/仙台市立荒浜小学校/仙台市立中野小学校/仙台市立東六郷小学校/仙台市歴史民俗資料館/七郷市民センター/高砂市民センター
展示製作協力+展示機材提供:NTTドコモグループ
キュレーター:長内綾子
企画制作:SSDデザインチーム
主催:せんだい3.11メモリアル交流館
[関連イベント]
考えるテーブル 草アーカイブ会議(Grassroots Archive Meeting)
日 時 3月12日(土)15:00-18:00
会 場 せんだいメディアテーク 1階 オープンスクエア
参加費 無料/予約不要
主 催 せんだいメディアテーク/3がつ11にちをわすれないためにセンター
アーカイブは誰のもの?─風景、物語、暮らし、災害、戦争など、地域での出来事について記録し伝える取り組みが各地で行われています。今回は、アーカイブ活動における記録・収集・整理・利活用の各場面で、専門家だけでなく、その地域に住むさまざまな立場の方々が一緒に関わりながら、記録物を育てているような活動を紹介し、その方法や課題を共有します。
そして、東日本大震災からこれまでに試行錯誤してきた活動を振り返りつつ、これからさらに時間が経過していく中で、誰が誰のためのアーカイブをどのように育てていくのかを来場者とともに考えます。
話題提供:田中洋史[長岡市立中央図書館文書資料室]
松本 篤[NPO法人 記録と表現とメディアのための組織]
笠原一人[京都工芸繊維大学]
佐藤正実[NPO法人20世紀アーカイブ仙台]
北野 央[せんだいメディアテーク]
コーディネーター:佐藤知久(京都文教大学)
グラフィックファシリテーション:近田真美子(てつがくカフェ@せんだい)
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