沿岸部の空想マップー新たな魅力づくり 現在進行中ー

せんだい3.11メモリアル交流館が建つ東部沿岸地域では、東日本大震災からの復興を遂げるために、日々さまざまな事業が進行しています。その一つが「集団移転跡地利活用」です。
仙台市は、東部沿岸地域で「防災集団移転促進事業」(*1)により市が買い取った土地(集団移転跡地)について、利活用の具体的な検討を進めるために「集団移転跡地利活用のアイデア募集」(*2)を行いました。今後、寄せられたアイデアや、かつてお住まいだった住民の皆さん、専門家、そして市民の皆さんの意見等をもとに、各地区の利活用方針が決定されます。これにより、これまで暮らしの場だった土地には新たな役割が与えられようとしています。
今回の企画展では、集団移転跡地の利活用が検討されている沿岸部にあったかつての暮らしを振り返りつつ、そこに提案されたさまざまな主体からの利活用のアイデアをご紹介します。ここに現れるのは、こうなるかもしれない、という「沿岸部の空想マップ」です。そして、寄せられたアイデアをもとに描いた、過去と未来が交差する「空想のまち」を展示します。
東日本大震災で大きく被災したまちは、「復興」の名のもとにどのような魅力を持った新しいまちになるのでしょうか。震災から5年が経過した今、私たちひとりひとりの目でしっかりと「沿岸部の今」を見つめてみる展示です。この機会にぜひお越しください。

(*1)
「防災集団移転促進事業」とは:国が事業費の一部補助を行い、防災のための集団移転促進事業の円滑な推進を図る事業。仙台市では、津波被害を受けた東部沿岸地域の一部、約1,200haについて、住宅の建築ができない災害危険区域に指定するとともに、区域内の1540世帯を対象に安全な内陸への移転事業を実施している。

(*2)
「集団移転跡地利活用のアイデア募集」とは:集団移転跡地の利活用について、仙台市が「交流とチャレンジ」をテーマにアイデアを広く募集したもの。募集結果については、市ホームページでも公表されている。
http://www.city.sendai.jp/fukko-jigyo/shise/daishinsai/fukko/chirikatsuyo.html
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〈広報チラシは下記からご覧ください〉
「沿岸部の空想マップ」広報チラシ(おもて)
「沿岸部の空想マップ」広報チラシ(うら)