【終了】3.11現場の事実×心の真実「それでも、下水は止められない。」~東日本大震災・南蒲生浄化センターの知られざる闘い~

※「それでも、下水は止められない」は、期間を延長して7月7日(日)まで開催いたします。

 

仙台の東には、果てしなく広がる水平線がある。

どこまでも美しい海に向かって、100万都市の汚水は流れてくる。

人間が汚した水を、瀬戸際で清浄に返す場所。

あの日、仙台市の下水の約7割を処理する『南蒲生浄化センター』を大津波が呑み込んだ。

 

大災害が起ころうとも、人の営みは続いていく。

人の営みがある限り、下水は止められない。

 

機能の多くを失っても、誇りをかけて、仕事を遂げた人たちがいた。

 

   

展示内容

津波で壊滅的な被害を受けた南蒲生浄化センターはその日から、気の遠くなるような闘いが始まっていました。施設で40年働き続ける職員など複数のインタビューをもとに、職員の言葉、写真、映像、イラストでそのドラマを伝えます。

 

*南蒲生浄化センター製作の英訳付DVDを展示室でご覧いただけます

 

 

空間構成/大沢佐智子、内容構成・映像ディレクション/谷津智里、ビジュアルデザイン/Skystars.LLC、映像/さとうたいち、製作/FactoryK 英訳/Nancy H. Ross

 

 

 

展示関連企画

あの日を伝える「南蒲生浄化センター・第三ポンプ場」へ

地上四階建て、壁面がまともに津波の衝撃を受けた状態を残す「第三ポンプ場」は、太平洋の水際に建っています。当時に思いを馳せ、そして、再生した私たちの浄化センターの理解を深めるツアーです。

◎日時/2019年3月2日(土) ①10:00~12:00 ②14:00~16:00

◎申し込み/2019年2月6日(水)10:00より 電話(022-390-9022)またはメール(office@sendai311-memorial.jp)にて[各回20名程度]

*希望の時間帯(①か②)、お名前、居住地(仙台市若林区等)、ご年代、ご連絡先電話番号をお知らせください

*交流館1Fに集合し、貸切バスで移動

 

 

朗読「それでも、下水は止められない。」~Team Sendai(チームセンダイ)の取り組み~

自治体職員は、被災現場でどのような体験をし、どう感じ、いま何を伝えたいのか。

そして100年後の人たちにどう伝えていけるのか。仙台市職員有志で結成されたTeam Sendai(チームセンダイ)が、震災時の経験を後世に伝える取り組みの中から、朗読と映像、日頃の活動等を紹介します。

 

◎日時/2019年3月9日(土) 13:30~15:30

◎申し込み/2019年2月6日(水)10:00より 電話(022-390-9022)またはメール(office@sendai311-memorial.jp)にて[先着50名程度]

*お名前、居住地(仙台市若林区等)、ご年代、ご連絡先電話番号をお知らせください

*お一人で複数申込みいただくことも可能です。その際は、電話番号は代表者の方のみで構いません

 

 

うんち大研究!~トイレからまなぶ下水道~

子どもたちに大人気の「ウンコビッチ博士」が、うんちができるまでの身体の仕組みから下水道の役割、資源化などについて、クイズや実験で楽しく紹介。災害時のトイレについてもみんなで一緒に考えましょう!

◎日時/2019年3月21日(木・祝)①10:30~11:30 ②13:00~14:00 ③15:00~16:00

◎対象/小学生と保護者 *ごきょうだいでの参加の場合は未就学児も可

◎申し込み/2019年3月6日(水)10:00より電話(022-390-9022)またはメール(office@sendai311-memorial.jp)にて[各回先着12組程度]

*希望の時間帯(①~③のいずれか)、参加される全員のお名前と学年(ごきょうだいが未就学の場合は、何歳か)、居住地(仙台市若林区等)、ご連絡先電話番号をお知らせください

 

 

 

メモ館「常設展+企画展」解説ツアー

仙台市の震災被害や復旧・復興の状況などを伝える「せんだい3.11メモリアル交流館」の常設展と、今回の企画展を解説付きで巡ります。

◎日時/2019年2月14日(木)、3月16日(土)、4月9日(火)いずれも10:30-12:00

◎申し込み/不要 直接交流館1Fに集合

 

 


 

「それでも、下水は止められない。」

 

 

10mを超える津波の衝撃を目の当たりにした。このままでは緊急放流ゲートは

開放できない。長年使われていない旧第五ゲートなら手動で開けることが

できるかもしれない。しかし、そこは私たちが避難している管理棟からかなり

距離のある海側で、津波警報は解除されておらず、しかも手動のハンドルは

直径45センチに満たないうえ、さび付いて動かないかもしれない。

計画は日の出を待ち、使命感に駆られた6名によって実行され、

ともかくの放流を確認することができた。

救助された自衛隊ヘリから見下ろせば、どこまでも続くモノクロームの世界。

か、と思いきや、東部道路の向こうには色鮮やかな人間世界が広がっていた。

「ヤバい!街が活きている!下水を止めるわけにはいかない!」

 

地上四階建て、最も海側に建っている南蒲生浄化センター第三ポンプ場の

巨大な壁は、まるで超能力者がボコッと潰したように全面がへこんでいる。

旧第五ゲートはそのすぐ脇にあった。

 

「私たちは海を見て仕事をしている」津波を見た職員がつぶやいた。

その姿は、100万都市仙台市民の暮らしを背中に負い、

下水を浄化して自然の海に返す仕事への誇りを物語る。

 

新しい南蒲生浄化センターの完成まで、10年かかると言われたところを4年で竣工。

その間は奇跡と思われる数々の場面があったが、それらは

仙台市下水道の歴史が今にして成し得た「裏方の英知」だったのだ。

 

 

せんだい3.11メモリアル交流館

館長 八巻 寿文

 

 

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