企画展「私がここで暮らしていくための科学~『黒い壁』の正体」

企画展「私がここで暮らしていくための科学~『黒い壁』の正体」

 

会期/2022年11月15日(火)~2023年3月14日(火)

開館時間/10:00~17:00

休館日/毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土・日曜日、祝日を除く)、年末年始(12月29日~1月4日)

会場/せんだい3.11メモリアル交流館 2階展示室

入館無料

 

チラシPDF


 

日本列島は、4枚のプレートの上に位置しています。プレートの境界周辺は、地震が起こりやすく、全世界で起こるマグニチュード6以上の地震のうち、約2割が日本で発生するといわれています。また、地震だけでなく火山も多く、四方を海に囲まれてもいます。自然の恵みとともに、災害もまた身近に存在しているのがこの場所です。

 

東日本大震災が起きたとき、津波を目にした方々は、津波を「黒い壁のようだった」と表現しています。なぜ、津波は「黒い壁」のように見えたのでしょうか。いつか再び来襲してくる津波も「黒い壁」なのでしょうか。それを考えるためには、科学を通して津波の普遍的なしくみや性質を知っておく必要があります。

 

この企画展では、地震・津波といった自然現象や、それが引き起こす災害に対する疑問に、「地震」・「津波」・「予測」・「警報」・「科学」・「伝承」という6つのテーマを設け、科学的な視点から回答しています。

 

科学も万能ではありません。東日本大震災で初めてわかったことも、いまだわからないことも数多くあります。しかし、科学は過去の災害を教訓にアップデートを続けています。一方、私たちが将来の災害に対処できるようになるためにも、災害のことを知り、その知識をもとに変わり続けることが大切です。

 

本展が、来館された一人一人の方にとって、将来の災害に対する「備え」になりましたら幸いです。

 

 


※関連企画のご案内

 

「知っておきたいサバイバル術~火おこし体験と空き缶ごはん~」

災害時には、アウトドアの知識や経験が役に立ちます。火おこし体験の後、空き缶を使ってごはんを炊き、冬のサバイバルランチを楽しみましょう。

 

日時/2023年2月18日(土)10:00~13:00

定員/15名[先着順]

集合/荒浜のめぐみキッチン・イベントスペース(仙台市若林区荒浜)※場所の詳細は、参加申込後にお伝えいたします。

参加費/1人300円

協力/荒浜のめぐみキッチン

 

申込み開始日 2023年2月7日(火)10:00~

 


「津波避難ビル」探検ツアー

仙台市沿岸部に13か所ある「津波避難ビル」「津波避難タワー」。いつ、どんなときに、どうやって入ればいいの? そしてどんな備えがあるの? 交流館より市営バスで移動し、解説つきで実際の施設内を探検します。

 

日時/2023年3月5日(土)9:15~11:30

定員/15名[先着順]

集合/せんだい3.11メモリアル交流館

参加費/無料(※別途、往復の市営バス代がかかります)

協力/三本塚町内会

 

申込み開始日 2023年2月7日(火)10:00~

 


申込み先 TEL 022-390-9022

    E-mail: office@sendai311-memorial.jp

※メールでお申し込みの場合、本文に参加される方の氏名、連絡先(電話番号)、イベント名をお書きください。

 


主催/せんだい3.11メモリアル交流館

協力/東北大学災害科学国際研究所

監修/佐藤翔輔准教授(東北大学災害科学国際研究所)

取材・構成・記事制作 協力/東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授、木戸元之教授、サッパシー・アナワット准教授、佐藤翔輔准教授、福島洋准教授、邑本俊亮教授(五十音順)

 


企画協力・空間設計/小山田陽(H.simple Design Studio)
グラフィックデザイン/鈴木圭介(ミライトス)
映像・文章協力/門傳一彦(Lidea)
制作/スリーエイト